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作っているのはこんな人





長崎県内で海に面していない町が、3つだけあります。
それは波佐見町、世知原町、そして吉井町。クイズのようなお話からスタートしましたが、ここ吉井町は長崎県の北松浦半島のほぼ中央に位置し、東西約4km、南北約8kmを有する町です。
県内で最も長い佐々川が侵食した谷に沿って開けた、かつては炭坑の町、現在はいちごを中心とした県内でも有数のフルーツの里として知られています。

目指すハウスは、MR(松浦鉄道)吉井駅から車で約3分ほどの山あいに開けた日当たりのいい畑の中。今回、ご紹介するのは、笑顔の素敵なハンサムボーイ。JAながさき西海・吉井支店地域の、田中哲也さんです。

田中家のいちごハウスは、高設栽培(ベンチ)を中心に土耕栽培を合わせて35アール。ご家族はお婆ちゃんの君子さん、お父さんの一郎さん、お母さんの美津子さん、妹の由美子さん、圭子さん、そして奥さまの千恵子さんと愛娘の瑛梨ちゃん(6ヶ月)の8人。ハウスの仕事はご両親と哲也さん、お婆ちゃんの4人で頑張っていらっしゃいます。

◎とよのかいちご栽培は、日々の管理がとても大切なんです。
 毎日の作業は、だいたい7時30分頃から収穫、パック詰め作業が主な仕事となっています。その合間に摘花(果)といって、すその方の花や奇形果実などを摘み取る作業をします。これは実を大きく、色を美しく育てるためにとても大切なことなのです。それから、天候や日照時間に合わせてハウスの温度を調整したり、水や肥培を管理し、ミツバチの活動を管理したり、と毎日欠かせないことばかりなんですよ。

◎一年間で、とよのかのことを考えない日は盆と正月くらい!
 と言いたいのですが、それもままならないくらいなんです。出荷は毎年11月中旬ぐらいから始まり、うちの場合、3月〜4月が最盛期。夏場は苗づくりをしますので趣味のドライブも、なかなか遠出できないのが現状なんです。子供と遊ぶ時間もつくりたいのですが…。

◎きょうは親父が留守なので言いますが……。
 私自身はよく覚えていないのですが、小学校の卒業アルバムに「大きくなったら、親父の跡を継いで百姓をする!」と書いていたそうなんです。子供のころから親父の農作業をずっと見ていた、というかついてまわってジャマばっかりしていたようなんですけど。跡を継ぐよりむしろ外に出て、世の中を見るようにと言われてきました。
 そんな親父を尊敬していたので、この仕事についたのでしょうね。面と向かってこんな話はしたことがないのですが…。

◎「とよのかいちご」づくりの、これからの抱負は?
 昨年はうちが、とよのかの栽培を始めて以来の出荷量の新記録をつくりました。その数字を維持できるように頑張りたいですね。
そのためには例えばベンチ栽培の場合、6月上旬くらいまで出荷できるので、花をきらさないようにもっとうまくコントロールして、樹勢の維持を万全にしていきたいと思っています。

◎「とよのかいちご」の特長、そしておいしい食べ方は?
 とよのかいちごは大粒で甘く、適度な酸味で香りも豊か。そして日持ちがいいのが自慢なんです。ケーキなどのデコレーションとしてでなく、主食として食べてもらうのがいちばん嬉しいですね。なにもつけずに、そのままがいちばん美味しいと思います。
 生後6ヶ月の娘・瑛梨(エリ)もジュースにして飲んでます。ビタミンC豊富なとよのかをいっぱい食べて元気に、美人に育ってほしいですね。



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