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作っているのはこんな人





平成6年の雲仙普賢岳の大噴火から、今年6月で丸10年。
今回ご紹介する上田さん一家のハウスがあるJA深江町・瀬野地区は、普賢岳のすぐ麓にあります。
長崎市街から車で約1時間半。橘湾沿いに馬鈴薯の産地・愛野をぬけて、島原半島を横断するように車を走らせると、目の前には波穏やかな有明海が広がり、平成新山と普賢岳を間近にする深江町に到着です。

外は冷たい風の吹く冬の日でも、一歩足を踏み入れると、そこは春のような暖かさ。上田さんのタテ60m、ヨコ13mもある広〜いハウスには、胸くらいの高さに行儀よく何列もの苗床が並んでいます。
ベンチ式苗床と呼ばれるこの方法だと、腰を曲げずに収穫などの作業ができるので仕事がはかどるし、苗床が地面から遠くなるので完熟までの時間が長くなって、おいしいとよのかができるのだとか。「省力化+おいしくなる効果で一石二鳥です。」と上田さんの横でニッコリ笑うご主人。
現在はほぼ噴火前の規模に戻ったそうですが、「今の場所よりもっと山寄りにハウスのあった普賢岳噴火の時には、避難地区だったので3年ほどの間はほとんど休業状態だったんですよ。だから今は毎日がやりがいのある充実した毎日。夫婦で一生けんめい、がまだしています…」と話してくれました。“がまだす”は、“がんばる”という意味の島原地方の方言です。

長い時間をかけて完熟する今の時期が、とよのかのいちばんおいしい季節ですが、最盛期の春先までは、上田さんたちいちご農家のいちばん忙しい季節でもあります。鮮度が大切な収穫は、午前中が勝負。ふだんは夫婦二人でやっている作業も、平均睡眠時間5時間、毎日500パックほどの摘み取り、選別、パック詰めが続くハードなこの時期だけはご両親や手伝いの方にもお願いするそうです。

「去年の暮れも31日まで。お正月も3日から仕事してますが、手をかけて可愛がって育てたとよのかに、いい値がつくと苦労も吹き飛びます。」と上田さん。ただ、特に繁忙期に、二人の子どもたちと過ごす時間がないのがちょっぴり気になっていたそうですが、今年はちょっとした計画が…。収穫期が終わる夏休み頃に、子どもたちのリクエストでディズニーランドに家族旅行を予定しているのだそうです。
「どなたか、おもしろいディズニーランド情報があったら、教えてください!」とのこと。



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